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政治

2013年7月5日

限界油田開発、第3回RSC入札を実施中 ペトロナスが子会社設立で強化

〈ペタリンジャヤ〉
国営石油会社ペトロリアム・ナショナル(ペトロナス)は、英字紙「ザ・サン」の取材に対し、限界(マージナル)油田およびガス田の開発に向けたリスク・サービス契約(RSC)のライセンス供与にかかわる第3回入札を現在行っていると明らかにした。

マレーシア国内の限界油田の数は106で、5億8,000万バレルの石油が埋蔵されていると見込まれている。ペトロナスは限界油田や成熟油田、小規模な油田の開発に特化した子会社、ヴェスティゴ(Vestigo)・ペトロリアムを設立しており、今後ラインセンス供与を通じて限界油田開発を強化する予定。

限界油田の開発に対する関心は強まりを見せている。ハンダル・リソーシズは7月3日、MOEオーストラリアと共同で限界油田およびガス田の開発を行う方針を明らかにした。ペトロナスとのRSC締結にも関心があると見られている。アナリストによると、▽ブミ・アルマダ▽THヘビー・エンジニアリング▽ぺトラ・エナジー▽ダヤ・マテリアルズ▽UMWオイル&ガス▽スコミ・グループ▽ペリサイ・ペトロリアム▽ハイビスカス・ペトロリアム――などがRSCを獲得する見込みがあるという。

MIDFリサーチの石油・ガス部門アナリスト、アーロン・タン氏は、RSC契約に基づく開発について、3億~7億米ドル(約300億~700億円)の資金を調達する必要があると指摘。ヴェスティゴ・ペトロリアムは親会社ペトロナスの名声と信用度を活かして限界油田開発の資金面の問題をクリアすることができると述べた。また、ヴェスティゴは、油田・ガス田開発プロジェクトのコスト面やスケジュール、生産などに関して監視を行うことができるとし、設立により今後の限界油田開発が進むと期待を示した。2011年以降、べランタイ油田などの開発で25のRSCが締結されている。

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