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金融

2013年8月23日

マレーシアの鉱物資源開発、国内外から注目

〈クアラルンプール〉
国内外の鉱物資源業界への投資家は、マレーシアにおける金(きん)や鉄鉱石、石炭、銅などの鉱物資源への投資に強い関心を寄せている。

鉱物地学局によると、鉱物資源を保有する州の多くが資源開発に対して開放的な政策をとっており、パハン州やペラ州では資源開発が活発化することが見込まれている。2008年から2012年の期間に、988の採掘ライセンスが発行された。また、鉱山のリース契約は337件となっている。

カナダ系のモニュメント・マイニングは2007年以降、パハン州のセリンシン金鉱を所有、運営している。モニュメントは昨年、パハン州ブキ・ボタにあるメンガプル・プロジェクトも取得しており、銅や金、銀、鉄、硫黄などの資源開発を行う計画だ。同プロジェクトには1億米ドル(約97億円)を既に投資している。

アジア鉱業・エネルギー投資フォーラムに参加した、モニュメントのロバート・F・バルドック会長兼最高経営責任者(CEO)によると、同社はローコストで鉱物資源の開発をすることができており、今年は、セリンシン金鉱からは金5万2,982オンスを生産し、売り上げは9,130万米ドル(3億リンギ、約88億円)となっている。金の生産コストは1オンス402米ドル(約3万8,800円)で、金の平均販売価格は1オンス1,669米ドル(約16万1,100円)。

モニュメントは金加工プラントの生産能力を昨年6月に拡張し、年間100万トンの処理が可能となった。

メンガプルでは、銅の生産施設を設立することも計画している。マレーシアは毎年20万トンの銅を輸入しており、国内で生産施設を設立することでコスト削減に繋がるという。

資源探査企業のマラコ・マイニングのシア・ホッキャン社長は、英字紙「ザ・スター」に対して、マレーシアの鉱物資源開発産業は今後、域内で有力な規模に成長することが可能との考えを明らかにした。マラコはモニュメントに対して、メンガプル・プロジェクトの権益100%を売却している。マラコは今後、モリブデンやタングステン、レアアースなどの鉱物資源の開発を行う予定だ。マレーシアにおけるレアアースの埋蔵量は世界第6位となっている。

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