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政治

2010年4月28日

汚職摘発委、贈賄側の取締りを強化へ

〈プトラジャヤ〉
マレーシア汚職摘発委員会(MACC)は、収賄側だけでなく贈賄側の取り締まりを全国的に強化する方針だ。4月26日、汚職摘発強化キャンペーン記念式典においてMACCのアブ・カシム・モハメド委員長が明らかにした。
MACCはこれまで、賄賂を受け取った側の検挙に力を入れていたが、公務員などに対する贈賄を行った側に対する取り締まり強化に乗り出す。 2000~2009年の間に民間人866人が公務員に贈賄をもちかけて逮捕された。公務員の90%が警察などの取締機関だったという。
2007年、591人が汚職疑惑で逮捕されたが、うち303人が公務員だった。2008年には605人が逮捕され、うち282人が公務員だった。昨年の汚職容疑による逮捕者数は500人で、194人が公務員だったという。MACCは、年々公務員の間で汚職に関する意識が高まっていることから公務員が賄賂を拒否する傾向にあると分析している。
MACCは取締機関と協力して賄賂未遂容疑での検挙数を増やす方針で、警察や税関、官公労連会議(CUEPACS)とも協力する。式典に臨席したシデク・ハッサン官房長官は、公務員の多くが賄賂を拒否する一方で賄賂を持ちかけた相手を通報することはしていないと指摘。今後は必ず通報して汚職対策の強化につなげるよう呼びかけた。式典では賄賂受け取りを断り、通報した公務員ら8人が表彰された。

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