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金融

2010年4月15日

JPモルガンの7%経済成長予想、国内では懐疑的見方も

〈クアラルンプール〉
米JP モルガンがマレーシアの今年の国内総生産(GDP)成長率予想を当初の6.8%から7.7%へ上方修正したが、国内投資期間のエコノミストたちは慎重な見解を示している。
JPモルガンは今年第1四半期(1~3月)の地域製造業データに大幅な回復が見られたため、上向き傾向は強いと予想した。
英系HSBCシンガポールのエコノミスト、ワンデスフォード氏は、輸出と一次産品価格の回復を根拠に、GDP成長率予想を6.8%から7.3%へ上方修正した。同氏は今年は輸出がV字回復となり、また消費財の高価格が影響すると予想した。
メイバンク投資銀行のアナリスト、スハイミ・イリアス氏は、GDP成長率を5.3%と予想。海外エコノミストらの高い成長率予想は状況的成長であり、根本的成長ではないと分析した。
特に2009年12月と2010年1月の経済データを考慮すると今後6ヵ月の成長率の伸びは緩やかで、7%には達しないと予想した。
CIMBリサーチのリー・ヘングイエ上席エコノミストはGDP成長率を4.8%と予想。失業率が高いことや経済刺激策は実施途中であること、金融機関の回復遅延による貸し渋りなどの要因により、今年後半は世界経済の成長速度が不規則に、また緩やかになりマレーシアにも影響を及ぼすと説明した。
アジア地域が経済回復の牽引役になっていることははっきりしているが、中国・インドではすでにバブル景気の兆候が見られてきており、今後政府は金融引締めによるバランスを取ることが予想されると語った。

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