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経済

2010年4月8日

買収規則改定、M&Aを減らす恐れ

〈クアラルンプール〉
CIMB 銀行のナジル・ラザク最高経営責任者(CEO)は4月5日、証券委員会(SC)が上場企業の資産取得を通じた実質的買収について規則の改定案を提案した件に関して、企業の吸収・合併(M&A)活動が大きく減ることになるのでないかと懸念を表明した。
SCは株式会社の資産売却について、現在の会社法132条c項で「株主総会での51%以上の賛成があれば承認される」という規定に対し、「75%以上の賛成が必要、また出席株主の10%超が反対を決議した場合、取得を拒否できる」という改定案を提案、各界からの意見を求めていた。
ナジルCEOは、規制の変更は少数株主の保護のためという目的は理解できるが、変更によりM&A 活動が激減すると予想。買取にはあまり影響はないが、株式市場の利益は主にM&Aによって作られるため、株式市場活動に大きな影響が出ると懸念を表した。
今回の規制引き締めは、マレーシアより規制の厳しいタイ・香港の規則を模倣したものと見られているが、同CEOは規制のむやみな引締めは取引減少を招くと指摘。少数株主を保護したいのであれば少数株主保護のための枠組みを作り、取引は減少させないような方法をとるべきだと語った。

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