シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOP公共調達ポータルに多くの不明瞭な点

経済

2010年4月8日

公共調達ポータルに多くの不明瞭な点

〈クアラルンプール〉
野党連合・人民同盟(PR)の構成党、民主行動党(DAP)のトニー・プア議員(ペタリンジャヤ北部)は5日、政府が1日に立ち上げた公共調達入札情報ポータルサイト「マイ・プロキュアメント」に関し、
誤りと思われる記述や不明瞭な調達報告が多く、政府ウェブサイトとして信用に欠けるものだと批判した。
同議員はまず、2009年6月以来最も高額な調達は、シャリカット・エラ・フローズンから軍への配給用生鮮食料品で、65億リンギ(約1,892億円)という驚愕の金額だと指摘。これは金額の桁間違いというのが容易に推測されると述べた。また、少なくとも38件、1億8,200万リンギ(約53億円)分の調達は会社名、会社番号も記されていないこと、軍支給用防弾チョッキは金額のみで個数が記されておらず、1着あたりの金額が不明でこの調達が適正であるのかどうかの判断ができないことなどを指摘。このような不明瞭な情報公開では、サイトを設ける意味がなく、公的機関の信用性が大きく損なわれると批判した。
同議員はその上で、シンガポール政府の公式調達サイトを例に挙げ、シンガポール政府は調達に関して時期、内容、金額、不採用分まで詳細に報告を行っていと指摘した。
また、同議員はナジブ首相が提唱した直接交渉調達の導入にも遺憾の意を表明。直接交渉は賄賂やえこひいき、汚職を招き、ひいてはプロジェクトの失敗にもつながりかねないとし、例としてシャアラム病院プロジェクトは公的入札目標価格は3億リンギ(約87億円)だったのに対し、直接交渉によって4億8,200万リンギ(約140億円)に跳ね上がったと批判した。

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