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社会

2010年4月12日

海外出生のマレーシア人母親の子供、国籍取得が可能に

〈クアラルンプール〉
海外でマレーシア人の母親と外国人男性との間で生まれた子供は、これまでマレーシア国籍を取得できなかったが、今後は性の平等という見地から国籍取得が可能になる。マハムード・アダム内務省事務局長が明らかにした。
4月8日にシャリザ・アブドル・ジャリル女性家族社会発展相が、マレーシア女性の場合にのみ海外で出産した子供が国籍を取得できないのは性差別だとして改正を要求したことに応じたもの。同事務局長は改めて法改定する必要はないと説明。9日に内務省通達を発行した。
現行規定では、海外で出生した子供は、父親がマレーシア人である場合のみ国籍取得が認められている。シャリザ大臣は、子供が国籍を取得できないため、外国人と結婚して海外に住むマレーシア人女性は子供の国籍取得のため帰国して出産したり、また子供の社会的安全のためマレーシアから去ってしまうことがあり、困難な状況に陥っていると批判。即刻に対策を打つ必要があると訴えていた。
ウーマンズ・エイド・オーガナイゼーションのアイビー・ジョシア社長は、政府は憲法を改正し、男女の権利の完全な平等を実現するべきだが、時間がかかることは必須であるため今回のような措置は暫定的なものとして適切であると歓迎した。
人権に関する非政府組織(NGO)テナガニタのS.フロリダ会長は、この問題は長い間論議となっていたと歓迎。子供の国籍だけでなく、マレーシア人と結婚した外国人配偶者に対しても国籍が取得できるような制度も導入すべきだと語った。

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