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建設

2010年4月12日

レダン島を高級リゾート化=トレンガヌ州首相

〈クアラトレンガヌ〉
トレンガヌ州のアハマド・サイド首相は4月8日の州議会で、国内有数の美しい景観を誇り、ダイビングスポットとして世界的にも有名なレダン島を、裕福な観光客を狙った高級リゾート地とする方針を明らかにした。
シャレータイプの廉価な宿泊施設の建設を禁止し、5ツ星以上の高級ホテルの建設のみを認め、観光客数を制限することで自然環境の保全にも繋げる。
これらのホテルの宿泊料金を、将来的には一泊500米ドル(約4万6,600円)以上に定め、既存のバックパッカー向けのシャレーもアップグレードを実施し、料金を値上げするという。
非政府組織(NGO)などから批判を受けないかとの質問に対し、アハマド州首相は、豊かな海洋資源・環境を汚染や違法廃棄などから守るためにはこの方法しかないと返答した。レダン島にある多くの格安宿は適切な汚水処理システムを持っておらず、直接廃水が海に垂れ流されているのが現状で、サンゴ礁などへの影響が懸念されているという。
アハマド首相は、トレンガヌ州の宝石であり、世界で最も美しい島の10位にランク付けされたレダン島の自然を守るためにも必要な措置だとコメント。格安のリゾートを求める観光客は、同じく美しい自然を持つカパス島やペルヘンティアン島に行けばいいと述べた。
レダン島はマレーシア人や外国人にも人気のリゾートで、年間の観光客数は10万人となっている。
■小規模ホテル業者は懸念表明■
レダン島で8室の小規模ホテルを経営する男性は、州首相の提案に対して、高級リゾート化された場合は小規模の宿を経営する住民の生活基盤が揺らぐことになると指摘。国内外の観光客も島に滞在することができなくなり、島の経済に影響を及ぼすと懸念を示した。
そのうえで、州政府は格安ホテルやシャレーの経営者の意見を聞くべきだと述べた。また、廃水システムに関しては州政府が適切なインフラ整備を行うべきだとした。

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