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金融

2008年4月24日

不動産投信計画、JTCが凍結

工業団地開発のジュロン・タウン公社(JTC)は4月22日、保有する工業資産を不動産投資信託(REIT)に組み入れ、上場するとの計画を取りやめ、資産を政府系不動産業者のメープルツリー・インベストメンツに17億1,000万Sドル(約1,310億円)で売却すると発表した。市況が思わしくなく、上場には不適と判断した。
メープルツリーは同資産を非公開のREITに組み入れ、いずれ上場の機会をさぐる。取得するのは、アパート式工場、上階まで車の乗り入れが可能な工業ビル、ビジネス団地ビル、倉庫など62件。6月末までに取得手続きを完了する。
業界関係者の一部は「重大な方針転換」と驚きを表明しており、コリアーズ・インターナショナルの幹部は、「REIT上場を期待していた投資家には不満の残る決定だ。シンガポール株式会社、とのイメージが強化される」と述べた。
しかし賛成派もおり、サビルズ・シンガポール幹部は、「JTCがREIT上場を自ら進めるより望ましい。今の市況で資金を調達するのは困難だ」と語った。
アパート式工場などは取得から3年間、賃料引き上げ幅が年5%以下に抑制される。JTCが政府機関であることを考慮した。

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