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金融

2008年4月23日

不透明感増す世界経済、GICは投資を固守

国営投資会社、シンガポール政府投資公社(GIC)のトニー・タン副会長は幹部職員との初会合「スタッフ・コンフェレンス」で、GICによるスイスUBS、米シティグループに対する巨額の出資と世界経済との関係に触れ、世界経済が一層の混乱を回避するためには政策決定者による思い切った金融措置が必要、との見解を表明した。
UBS、シティへの出資について、「投資決定を固守する。長期投資であり、経済が正常に戻れば良好なリターンが見込める」と釈明した。
タン氏は、「世界経済、金融市場が極めて不透明な時代に突入しつつある。銀行は融資を手控え、信用市場の収縮が発生している。米経済は下振れリスクに満ちている」と危機感を表明した。
その上でタン氏は、「米国をはじめとする各国が時機を失せず適切に対応すれば、投資市場、心理は急速に回復し、リスクは軽減される。しかしそうした措置がとられなかった場合、長いトンネルが待っている」と述べた。
GICは資本増強要請に応じUBS、シティへ出資したが、UBSは最新決算で再度赤字を出しており、株主割当で再び増資を行う。GICは増資要請に応じる可能性がある。GICは外貨準備金を運用している。

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