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社会

2008年4月9日

デング熱が大流行、感染地域が拡大

デング熱が流行している。流行周期から計算すると、有効な対策がとられなかった場合、3年後には患者数が過去最高になる可能性もあるという。
予防対策費用もかさんでおり、1日20万Sドル(約1,485万円)が費やされている。多くが蚊の繁殖場所を突き止め、消毒することに使われている。
5日までの今年の患者数は前年同期より60%多い。国家環境庁(NEA)付属環境衛生研究所のン・リーチン所長は、「感染拡大を防ぐ有効策を講じなければ、患者は相当数増える」と述べた。
デング熱は蚊が媒介する熱性疾患。これまで蚊の繁殖が深刻でなかったブキバトで繁殖が増加している。
デング熱による昨年の死亡者は20人。同年、蚊の繁殖放置で200Sドルの罰金を科せられたのは5,000世帯余り。建設現場の場合、罰金は2,000Sドル(約14万8,500円)。蚊が繁殖しないよう、浄化のため工事停止を命じられた建設現場は44カ所に上った。
こうした対策にもかかわらず患者は増加しており、ン所長は、「増え続ける理由が分からない」とさじを投げた格好だ。
デング熱の流行は6~7年の周期があり、前回のピークは1万4,200人が感染した2005年。最近は、国民の免疫度が低い2型ウイルスによる感染が増えている。

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