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社会

2008年4月4日

コメの備蓄は十分、国民は買いだめ

国際的な食品価格の高騰を受け、シンガポールが輸入するコメの価格も上昇しており、国民の買いだめが増えている。シンガポール消費者協会(CASE)は、買いだめが需要を人工的に膨らませ、一層の値上がりをもたらすと警告している。
コメ備蓄基地はカキブキ、パシルリス、セノコの3カ所にあり、3カ月分の消費に相当するだけの量があるという。
しかし輸入は困難になりつつある。輸出業者が値上げを求めて始めているからで、コメ輸入業者のサーガ・フッドスタッフスは、3月には1トン570米ドル(約5万7,000円)で3カ月契約を交わしたが、4月1日には820米ドル(約8万2,000円)で契約したという。
スーパー、食料品店ではコメの販売量が増加している。スーパー最大手、NTUCフェアプラスでは低価格の自社ブランド商品を値上げした後の3月末、売り上げが50%ほど増えた。アンモキオ店では商品棚補充を1日1回から2回に増やした。
穀物価格の高騰は世界的傾向で、穀物市場への金融資金の流入が大きな要因だ。2002年ごろから投資ファンドは高利回りを求め、石油、鉱物への投資を強め、穀物にも目を付けた。
低金利、弱い米ドルがこの傾向に拍車をかけており、穀物を含む米ドル建て商品の価格高騰が特に顕著だ。

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