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経済

2008年4月17日

今年下期の経済成長は5.2%どまり=MIER

〈クアラルンプール〉
国内最大規模のシンクタンク、マレーシア経済研究所(MIER)は4月16日、マレーシアの今年の経済成長予想について、上半期は5.6%を維持するものの下半期は米国の景気減速の影響を受けて5.2%にとどまるとの予想を示した。
MIERは、これまで米経済の減速がマレーシアに与える影響は大きくないとみられていたとした上で、米国の混乱が深まりを見せ、いつ底を打つのか誰も分からない状況にあるのが不安要素だと指摘。ただマレーシアの通年の成長予想については、景気減速が鮮明になるまでは当面、5.4%としている従来の成長予想を維持するとした。
MIERの通年の経済成長予想は、先に中央銀行バンク・ネガラが発表した5.0~6.0%とする予想やロイター通信が実施したアンケート調査による平均値5.8%を下回っている。
MIERはまたマレーシアの物価について、国際的な農作物・原油の価格上昇を受けて食料品を中心にインフレ圧力にさらされるものの、通貨リンギの上昇が輸入コストの増大分を相殺すると指摘。政府が補助金削減に踏み切らないとの前提で3.5%とした従来予想を3.0%に引き下げた。
リンギの対米ドル為替レートの見通しについては、リンギ高にあるものの相変わらず実勢水準を下回っていると指摘。リンギ高が徐々に進んで、年内には1米ドル=3.00リンギを割り込むと予想した。

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