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政治

2008年4月15日

アブドラ首相が政権委譲に向け協議へ

〈ジョホールバル〉 アブドラ首相は4月11日、与党第一党・統一マレー国民組織(UMNO)の会議で総選挙における与党連合・国民戦線(BN)衰退に関する自身の責任を明確に示した上で初めて自身の進退について言及、ナジブ副首相との間で政権委譲を視野に入れた協議を始める方針を示した。国営ベルナマ通信などが報じた。
マハティール前首相を筆頭にアブドラ首相の辞任を求める声が党内で強まっており、こうした与党及び党内の声に、党内の引き締め及び党勢建て直しを緊急課題とするUMNOトップが押し切られた形。アブドラ首相とナジブ副首相の協議開始時期などは明らかにされていないが、シャハリル・サマド国内取引消費者行政相は、12月に行われるUMNO党役員選後との見方を表明した。
アブドラ首相は「総選挙での与党の成績が振るわなかった責任の一端が私にあることを認める」と言明、ただし「自分の責任から逃げ出すことは拒否する」とも述べ、政権を直ちに投げ出すことはせず、与党及びUMNO建て直しで一定の道筋がつくまでは総裁職にとどまる考えを示した。
ナジブ氏への政権委譲については、先ごろクアラルンプールで行われたUMNO広報向け説明会の中でアブドラ首相がナジブ氏を後継者として正式に指名しており、マハティール前首相も含め党内外の多くがナジブ氏後継を是認していることからも、大きな障害はないとみられる。

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