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社会

2008年4月14日

マレーシアの文化的要因が英語習得の障壁に=教育専門家

〈ジョホールバル〉 マレーシアにおいて近年英語力の低下が問題となり、様々な対策が立てられているが、ある教育専門家は、最近の子供たちの本離れと文化的な背景が原因だと指摘、教育システムのせいではないと主張している。
マレーシア工科大学(UTM)英語教育課のアブドラ・モハメド・ナウィ教授は4月10日、特別分野での英語の効果的な使用について論議を行う、「第6回特別用途言語(LSP)国際セミナー」において、子供たちの英語離れは英語の文学に親しまないことがもっと大きな原因だと主張した。同教授は、マレーシアの教育システムは、域内で最も優れていると研究において証明されていると指摘、活字離れは教育システムのせいではなく、若者の文化的現象であると説明した。活字離れは今後さらに進み、10年後には文学書がなくなってしまうと危機感をあらわにした。
同教授はまた、教育の現場においても、教育省の総合的教育システムや展開型学習法の導入の努力ににもかかわらず、試験重視的傾向がまだ根強く残っていると語り、学校で教科書以外の書物を読む機会が少ないことも問題だと語った。1つの解決法として同教授は、アメリカ式の考える力を伸ばす総合的な教育法(ホリスティック教育)の導入を提言、マレーシアの完全バイリンガル化を図って行きたいと語った。

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