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政治

2008年4月10日

アブドラ首相が退任要求に反撃 

〈クアラルンプール〉 総選挙での大幅議席減の責任を巡り与党内部からも批判を浴びているアブドラ首相は4月6日、これまでの沈黙を破り、首相退任要求の急先鋒であるマハティール前首相やテンク・ラザレイ・ハムザ元財務相らを初めて名指しで批判した。
アブドラ首相は反論に踏み切った理由について、「言っておくべきことがあるからで、そうでなければ黙っている」と説明。「2004年の総選挙に大勝した際に与党が強すぎる、強い野党が必要だと言っていたにもかかわらず、今回の選挙で野党が躍進すると手の平を返して与党執行部を批判している」とマハティール氏の二枚舌ぶりを批判した。また「マハティール氏は報道の自由がないというが、同氏は自分が前任者のフセイン・オン首相の写真や記事を載せないようメディアに働き掛けたのを忘れたのか」と、かつてマハティール氏がメディア統制で権力を乱用したことを示唆。マハティール氏が国内治安維持法(ISA)で106人を拘束した責任者であり、必要があればマハティール氏の過去の行動について汚職摘発庁(ACA)に調査を指示することもあると警告した。
また次期総裁選での出馬を臭わせているラザレイ氏については、「与党第一党・統一マレー国民組織(UMNO)を離党した揚げ句に新党を結成し、1990年の総選挙でクランタン州政権が野党・汎マレーシア・イスラム党(PAS)に奪われた原因を作った」と批判。まずは自身を直視すべきだと述べた。

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