シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOP「辞任の考えはない」アブドラ首相が強調

政治

2008年4月4日

「辞任の考えはない」アブドラ首相が強調

〈クアラルンプール〉
3月の総選挙での大幅な議席減を受け与党内で責任論が高まる中、アブドラ首相は辞任する考えのないことを改めて強調した。
アブドラ首相は、「現政権は(憲法改正が可能な)3分の2(の下院議席)には達していないが過半数を確保している。なぜ私が託された責任から逃げ出さなければならないのか」と述べた上で、「私が逃げたがっているというのはまったくの憶測に過ぎない」と言明した。
政府内部や与党第一党・統一マレー国民組織(UMNO)党中央からは、皆が選んだアブドラ首相(UMNO総裁)を党役員選という正式な手段を経ずに辞任を求めるのは不公平だとの声も上がっている。ムハマド・タイブ地方地域開発相(UMNO情報部長)やライス・ヤティム外相(UMNO最高幹部会役員)らは、少なくとも先に決定した今年12月の党役員選まではアブドラ政権を支えていくべきだとしている。
UMNO党内では、マハティール前首相やテンク・ラザレイ・ハムザ元財務相らがアブドラ首相の辞任を求めているが、党執行部は、責任論の高まりから党内分裂につながることを恐れており、まずは党内団結と党勢の建て直しを優先したい考え。ナジブ副首相(UMNO副総裁)を代表にたてて全国行脚を実施し、草の根レベルの対話を進めていく方針だ。特に政権を野党に奪われたケダ、ペナン、ペラ州などで基盤固めを行う。

おすすめ・関連記事

シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOP「辞任の考えはない」アブドラ首相が強調