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経済

2007年11月23日

プロトンには自力再建の機会を=首相

〈シンガポール〉

マレーシア政府がプロトンと外資系大手自動車メーカーの間の提携交渉打ち切りを決めたことについて、財務相を兼ねるアブドラ首相は「プロトンには経営を改善させる力が十分ある」と述べ、プロトンに再び自力再建に向けた機会を与える考えを説明した。
アブドラ首相は、同じ政府系企業(GLC)であるマレーシア航空(MAS)が経営改善に成功して黒字転換したことに言及。同じように経営改善に取り組んでいたプロトンにおいても、新型車「ペルソナ」の好調な売れ行きや輸出オーダーの増加など販売における改善がみられると指摘し、最悪の状況から脱したとの見方を示した。その上で、提携先の模索を開始した数年前とは状況が変わったとして、「プロトンに(自力再建のための)機会を与えるべきだと思う」と述べた。
プロトンは2004年10月に独フォルクスワーゲン(VW)との提携交渉を開始、米ゼネラルモーターズ(GM)との交渉も今年初めにスタートしていたが、プロトンへの出資比率の問題などがネックとなって交渉が難航していた。

■プロトン株が急落■
提携交渉打ち切りのニュースを受けて、11月21日のブルサ・マレーシア・セキュリティーズ(マレーシア証券取引所)におけるプロトンの株価が急落した。プロトンにとって懸案だった技術移転の道が当面閉ざされることになるとみて、先行き見通しに対して市場が悲観的に反応した。
前日の終値4.94リンギ(約162円)から92セン安(18.6%)の4.02リンギ(約132円)となり、2001年初頭以来の低い水準となった。

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