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社会

2007年11月13日

クリーン選挙訴え3万人が首都でデモ

〈クアラルンプール〉

クアラルンプールのムルデカ広場付近で11月10日午後、公正な選挙を求める民間団体や野党、および支持者ら、少なくとも数千人が参加した大規模なデモが行われた。
警官隊がデモ隊に放水したり催涙弾を発射するなどして鎮圧に乗り出したために現場は一時混乱、245人の逮捕者が出た。ただ人権委員会(SUHAKAM)も認めているように、警察の対応は暴力を伴うことなく穏当なものだったようで、デモ参加者側のけが人なども報告されておらず、逮捕者も即日釈放された。
デモは70 の非政府組織(NGO)と主要野党3党が呼びかけたもので、選挙人名簿からの「幽霊選挙人」排除や棄権した選挙人の投票用紙の悪用、政党によるメディアコントロールの排斥などを訴えた。警官隊がバリケードを築いて行く手を阻む中、デモ隊は王宮前まで行進して国王に嘆願書を手渡した。
デモの参加人数については警察側が4,000人としているが、主催者側は3万人と発表している。今回のような大規模なデモは、1998 年に当時のアンワル副首相(現・国民正義党顧問)解任時に起きたデモ以来、およそ10年ぶり。次期総選挙を間近に控えたアブドラ政権にとって少なからぬダメージとなった。 アナリストらは、2004年の前回総選挙ほどの与党大勝は望めないと分析している。

■野党は国王利用を図る=アブドラ首相■
アブドラ首相は、警察の許可を得ていない集会が違法であると批判した上で、デモ隊が王宮前に押し寄せて国王に嘆願書を出したことを重視。野党が国王を政治的に利用しようとしていると非難した上で、賢明な国王が野党のわなにかかることはないだろうと述べた。

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