シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOP10月の物価上昇率、16年ぶりの高水準に

経済

2007年12月1日

10月の物価上昇率、16年ぶりの高水準に

統計局によると、10月の消費者物価指数(CPI)上昇率は前年同月比3.6%と、16年ぶりの高い上昇率を記録した。経済環境の大きな変化がない限り、価格が短期で変動することはないため、この先も高水準のインフレになる見通しだ。
エコノミストもある程度の高インフレを予想していたものの、3.6%は予想外の高さだったようで、DBS銀行のエコノミストは「数字を見て椅子から落ちそうになった」と語った。
中央銀行に相当する金融管理庁(MAS)も最近、来年のインフレについて、当初予想の2~3%を、3.5~4.5%に修正している。7月に実施された消費税率の2ポイント引き上げも物価上昇の要因となった。
CPIを項目別に見ると、最も比重が大きい食品の指数上昇率が4.3%。乳製品、卵、肉類が値上がりし、外食も同様だった。
運輸・通信指数は、原油価格の高騰によるガソリン値上げなどで4.3%上昇。原油高騰は電力値上げにもつながり、住宅賃料の上昇もあいまって住宅指数は2.3%上昇した。保健・医療指数は6.2%の上昇だった。衣料・履物以外はすべて上昇した。
インフレがさらに進んだ場合、輸入インフレ抑制を目的にMASはSドル高誘導を強める可能性が高い。

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