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経済

2007年11月29日

ビールメーカーのAPB、新会長を任命

タイガービールメーカーのアジア・パシフィック・ブリュワリーズ(APB)は11月27日、社外取締役および次期会長として、国営投資会社テマセク・ホールディングスのサイモン・イスラエル専務を任命したと発表した。APBの主要株主はフレーザー・アンド・ニーブ(F&N)とオランダのハイネケンで、ハイネケンはAPB経営権の取得を目論んでいると伝えられている。テマセクはAPB発行済み株式の14.9%を保有しており、イスラエル氏の会長就任はこうした事態の打開につながる可能性がある。
マイケル・ファム現会長は来年1月末の株主総会で退任する。イスラエル氏は米食品大手のサラリーや仏食品のダノンで幹部を務めたことがあり、食品ビジネスの経験は豊富だ。
シンガポール・テレコム、ネプチューン・オリエント・ラインズ(NOL)取締役、シンガポール政府観光局(STB)長官などを兼任している。
F&Nとハイネケンは対等出資の合弁会社を通じAPB発行済み株式の65%を所有している。1986年の契約でハイネケンはアジアに自社醸造工場を設けないことを約束しており、アジア業務の拡大が制限されている。APBを通じてしかアジア業務を強化できないため、APB支配権を狙っているといわれている。

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