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国際

2007年11月22日

ASEAN憲章に署名、共同体を構築へ

創設40周年記念首脳会議をシンガポールで開いた東南アジア諸国連合(ASEAN)は最終日の11月20日、最高規範となるASEAN憲章に調印した。前日の会議はミャンマー情勢をめぐり紛糾。11月21日の東アジアサミットで予定されていた、ガンバリ国連事務総長特別顧問による情勢報告が急きょ、取りやめになった。
シンガポールはガンバリ特使を招請したが、ミャンマーのテイン・セイン首相は、同国と国連が扱うべき問題と反発。マレーシア、インドネシアなどの首脳も、域外の国が加わる場は適切ではないと難色を示した。
11月19日深夜の会見で議長のリー・シェンロン首相は報告の取りやめを発表。「ミャンマー問題がASEAN統合の障害とならないよう、首脳は努める」と表明した。
憲章は組織としての強化を図るもので、紛争解決などについて明確に規定した。首脳会議は年1回から2回に増やす。人権委員会を設置する。委員会の構成、内容は未定。
首脳は「ASEAN経済共同体の青写真」、および2件の環境に関する文書にも調印した。共同体計画では2015年までにモノ、サービスの貿易、投資、技能労働者の往来を自由化する。
環境に関する宣言では、汚染対策、森林保存など環境への取り組みをうたった。また気候変動に対する国連の取り組みを支持する。
憲章は来年、タイで開催の首脳会議までに批准を目指すが、ミャンマーは軍事政権による憲法停止で議会はなく、批准が危ぶまれる。

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