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経済

2007年11月15日

公共事業の実施延期、建設ブーム受け

政府は11月13日、複数の公共工事の実施を延期すると発表した。住宅ブームに加え、カジノ総合リゾート、巨大庭園「ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ」、ビジネス金融センター、都心地下鉄、石油化学プラント開発など大型の建設工事が目白押しで、建設業界の能力を超えると判断した。過熱によるコスト上昇を抑制する狙いもある。
来年と再来年に予定されている事業、20億Sドル(約1,590億円)相当を2010年以降に延期する。公営住宅建設あるいは経済開発に必須の事業は予定通り行う。
今年の建設受注は190億~220億Sドル(約1兆5,080億~1兆7,460億円〉の見通しで、来年、再来年も高水準の維持が見込まれている。
同時に、建設資材の値上がり、労賃上昇で建設費用も過去1年で最大40%上昇した。カジノリゾートを開発中のゲンティン・インターナショナル、ラスベガス・サンズとも工事費用見込みを上方修正している。
中国、インド、中東で起きている建設ブームの影響もある。1年あるいはそれ以上先まで予約でいっぱいの建設請負業者も多く、下請け業界でも状況は同じだ。
このため建設業管理庁(BCA)は、建設会社の能力強化、外国の建設会社の誘致などの対策を講じる計画で、外国人労働者雇用規制も必要に応じ緩和する。

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