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経済

2007年11月7日

インフレリスクは高い、シティグループ見通し

シンガポールの経済動向について、米シティグループのエコノミスト、チュア・ハクビン氏は最新報告書で、「インフレリスクは高く、一段の金融引き締めが予想される」との見通しを示した。
政府は、経済は過熱していないとの立場だが、報告書は、「インフレ圧力は高まっており、消費者物価指数(CPI)統計はインフレ圧力を完全にはとらえていない」との見方を示した。
チュア氏は具体例として9月のCPI統計における住宅項目の上昇率(0.4%)を、「不動産価格、賃料の上昇が反映されていない」と指摘。「値上がりの影響は来年、明確になり、上期のCPIを4%超に押し上げる可能性もある」とした。
原油、食品価格の上昇、完全雇用を背景とした賃上げもインフレ要因として挙げられる。他のエコノミストも経済過熱、インフレ圧力を指摘しているが、政府は、インフレ高進はないとの立場を保持している。
報告書は政府が直面する課題として、過熱圧力の封じ込めを指摘。一部の投資プロジェクトを延期することも必要とした。
為替相場については、Sドルの上昇加速を容認した最近の当局の措置は「手ぬるい」と見ており、来年4月の金融政策会合で強いSドル政策を打ち出すと見ている。

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