シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOP投資家の最大関心事、不動産ブームは続くか

金融

2007年11月1日

投資家の最大関心事、不動産ブームは続くか

政府が住宅不動産市況の過熱鎮静に動き出したことから、住宅価格の先行きが投資家の最近の関心事で、金融顧問会社のアイパック(ipac)が最近開いた説明会には定員いっぱいの170人が出席。「住宅不動産ブームは続くか、バブルがはじけるのか」との質問が相次いだ。「当面、バブルが発生することはない」というのが大方の専門家に一致した見方だ。
英系HSBCのエコノミストは、「バブルが生じているとしても初期だ。基礎的条件は強固で、最多価格帯の市況は回復を始めたばかり。安全な投資先だ」とした。基礎的条件として、雇用拡大、賃金上昇、低率の住宅ローン金利を挙げた。
ジョーンズ・ラング・ラサール(JLL)の調査責任者は、新築住宅と中古住宅の価格差が一等地の物件で最大60%にもなった点を指摘し、「中古物件の取引が実需を反映している。住宅代金に対する延べ払い方式が異常な値上がりをもたらした」と語った。新築住宅と中古住宅の価格差は32~38%が一般的。
米シティグループのアナリストは、「短期的に心理は冷え込む。しかし供給逼迫、賃金上昇など基礎的条件は底固く、住宅が値崩れすることはない」との見方を示した。住宅賃料は上昇を続ける見通しだという。

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