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国際

2007年9月27日

国としての存在理由は港湾、リー顧問相

リー・クアンユー顧問相は9月25日、初の海事レクチャーで講演し、「海事分野においてシンガポールはその地位を保持する」と港湾業務の重要性を強調した。シンガポールにとっては港湾が存在理由だという。
海事分野では5,000社余りが活動しており、労働力の4%に相当する9万5,800人を雇用しているが、リー顧問相は、「主要ハブ港以上の地位を目指すべきだ」と強調。海事融資、保険、法律サービスも提供できる国際海事センターを目指す必要性を指摘した。
世界的な貿易の拡大、工業製品生産拠点としての中国、インドの台頭で、海事活動におけるアジアの役割は拡大するという。
シンガポールでは最近、住宅価格が上昇し、コスト圧力となる恐れが生じているが、リー顧問相は、「住宅価格は供給が増えれば安定に向かう。東京、香港、上海よりコストが高くなることはない」との見通しを示した。
シンガポールは以前、海運大手のマースクなどをジョホールの港湾に奪われたことがあり、コストには配慮している。
一方、政府は海事産業の競争力強化、人材育成を支援するため2002年に5年計画で設立した「海事産業群ファンド」の延長を決定した。人材育成など今後も支援が必要と判断した。

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