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社会

2007年6月28日

カウンセラー制度、一定の成果

教育省が2年前に導入したカウンセラー制度が成果を上げつつある。不登校の中学生が立ち直った例もあり、省はすべての小中学校にフルタイムのカウンセラーを置く計画だ。
現在、フルタイムのカウンセラーがいるのは306校。年齢は21~56歳と幅広い。カウンセリング経験のある教師がカウンセラーになる例が多い。カウンセリング課程を大学院で履修したなどの資格が必要。
カウンセリングを受ける生徒の割合は、2004年の2.7%に対し昨年は5.6%と倍増した。カウンセリングは悪いことをした生徒が受けるもの、というのが従来の考え方だったが、「生徒に助けの手を差し伸べる、極めて自然な行為」(フワ・チョン学院のカウンセラー)だという。
また単にアドバイスを提供する存在ではなく、セント・アンソニー小学校のカウンセラーによれば、「生徒の問題解決を手助けする存在。悩みに対する最善の回答を知っているのはカウンセラーではなく、相談している当人」だという。
このためカウンセラーは相談者に耳を傾けることを重視する。また部屋で相談者が来るのを待つのでなく、校庭や売店に足を運び、生徒との接触を図る。
悩みは、カウンセラーの役割を理解せず、協力的でない校長や教師が一部にいることだ。

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