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社会

2007年6月22日

デング熱に警戒を、ついに流行の水準に

デング熱の患者数が6月第3週は401人と、ついに蔓延の水準に達した。デング熱ウイルスを媒介する蚊の撲滅に巨額の資金が投じられているが、今年は気温が高く、雨が断続的に降るという、蚊の繁殖に好都合の環境で、患者は今後も増えそうだ。
国家環境庁(NEA)は今年、S$5,500万以上を対策に費やす。これとは別に、公営住宅団地の管理に当たる自治組織のタウン・カウンシルがS$640万を投じる。研究にも資金が投じられている。
今年、猛威を振るっているのは、従来型のデング1型でなく2型ウイルスだ。2型が流行したのは1997~98年で、この時罹患した患者以外、ほとんどの住民は免疫がない。
今年、デング熱患者が報告され始めたのは例年より3週間ほど早い4月末で、5月末に警戒水準に達した。沈静化するのは9月以降だ。
これまでに報告された患者数は2,869人と、昨年同期(1,392人)の2倍以上。死者は2人。デング2型は症状が重い。ウイルスは3型と4型もあるが、両方とも症状は軽い。
大流行の発生頻度では、以前は6年ごとが普通だった、今回は前回の流行(05年)から2年目と、間隔が短くなっていることを専門家は懸念している。
変わった繁殖対策では、蚊を追い払う成分を持つ植物の栽培が一部で奨励されている。

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