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経済

2007年6月5日

革新的医療技術のトランスキュー、本部移転検討

斬新な局所麻酔用製品を開発したトランスキュー・テクノロジーズ(東京都渋谷区)は、本部を東京からシンガポールに移転することを検討している。創業者の松村昭彦社長が地元紙との会見で明らかにした。

トランスキューは現在、商品の臨床試験を実施中で、次は製造・販売の段階に入る。松村社長は、「資金調達、人材、国際企業への脱皮を包含した戦略がわが社に必要になっている」と述べた。

トランスキューは映画館経営のエンワー・オーガニゼーションを買収し、シンガポール取引所(SGX)上場を果たす。米国、英国、ドイツ、香港での資金調達も検討したが、税制、バイオ医学奨励の政府施策を考慮し、シンガポールが最適と判断したという。シンガポールに生産工場を建設する可能性もある。

同社が開発したのは、麻酔薬を皮膚から吸収させる薬剤送達技術。製品は絆創膏(ばんそうこう)に似た形。戦場における痛みの抑制手段としての利用も検討している。研究成果はまだ、どの科学誌にも発表していない。

役員にはヘイグ米元国務相、アーミテージ同元国務副長官など著名人が名を連ねており、会長は三菱商事元社長の相原宏徳氏。

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