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経済

2007年5月24日

NETSの取引手数料、7月から引き上げ

電子決済システムのNETSは7月から、取引手数料を引き上げる方針を固めた。現在の手数料は買い物額の0.35~0.55%で、これを1.5~1.8%に改定する。

零細小売店は、経営にかかわると当惑を隠せない。クレジットカードの手数料は、買い物額の2~3%。

NETSは地場三銀行が出資して設立した。住民の83%がNETSカードをモノ・サービスの購入に利用する、市民生活に深く浸透した決済制度だ。

手数料引き上げで、小売価格を引き上げざるを得ない、とする小売業者もいるが、「クレジットカードの利用手数料は負担できて、NETSカード手数料が負担できないはずはない」との意見もある。

しかしHDB団地内の小売店など零細小売業者はクレジットカードを扱えないところがほとんど。宝飾品小売店の経営者は、「売り上げの3割はNETSカードで処理されている。手数料値上げで従業員一人を雇用するほどの経費増になる」と語った。

ワイン小売業者のルイス・ミッチェル氏は、「現金に代わる支払い制度としてNETSは導入された。引き上げは、売り手にできるだけ負担をかけないとする本来の目的に反する」と述べた。

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