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経済

2007年4月30日

原油生産量は引き続き増加か

<シンガポール>

エネルギー・生命科学関連の国際的コンサルタント会社ウッド・マッケンジーの関係者は26日、マレーシアの原油生産量が長期的に増加を続けるとの見通しを明らかにした。10年前は長く採掘が行われてきた中核油田の生産減少が見込まれていたが、世界規模の深海油田が相次いで発見されたため、生産は増加に転じると予想されている。
同社調査によると、世界の原油生産能力は2010年に1日9,670万バレルと、06 年の同8,630万バレルから増加すると予想される。石油輸出国機構(OPEC)非加盟国のピークオイル(石油生産量の頭打ち)は14年以降。
アジア太平洋地域の見通しは弱含みで、原油・液化天然ガスの生産量で2012年までに上位10位圏内入りを果たすOPEC非加盟国はインドのみと見られる。インドの生産量はマレーシアとベトナム、ニュージーランドと同様、短期的に増加する見通しだが、域内の段階的な生産減に歯止めをかけるには不十分という。
マレーシアは生産増が見込まれる域内唯一の国で、25年は1日82万5,000バレルと、06年の同75万バレル前後から増加すると予想される。08年以降の原油・液化天然ガスの生産量は深海油田の開発に大きく依存し、今後5年間にはキケ(3億4,000万バレル)とグムスット/カカップ(4億バレル)の両油田の操業に伴い、現在減少中の生産量が引き上げられる見込み。油田探査が今後も成功すれば、マレーシアの生産増は少なくとも15年まで続くという。

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