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社会

2007年1月31日

旅券不当差し押さえの英国人男性、賠償金2億リンギ請求

<クアラルンプール>

不当に16年間もパスポートを差し押さえられたために出国できなかったとして、イギリス人男性が内国歳入局(IRB)とIRB幹部、及びマレーシア政府を相手取って賠償金を求めた裁判が29日に始まった。
原告男性はロナルド・ビードルさん(68)。1982年に所得税2.2万リンギの未納を理由に、マレーシア政府からパスポートを差し押さえられ、以降16年間、出国できなかったと主張している。
1998年にビードルさんは、1982年当時に勤務していた、SEAヘリコプターズ(既に業務停止)の給与から所得税が天引きされており、会社がIRBに納税しなかったのが問題の原因との訴えを起こし、高等裁判所で勝訴した。そして2000年に、IRBと当時IRBの局長補佐だったハムザ・H.M.サマン氏(99年に死亡)、及びマレーシア政府に対して、16年間の見なし給与及び賠償金、合わせて2億リンギを求めて訴えを起こした。
被告側弁護士は、「ビードル氏がパスポートの差し押さえを不当と感じたならば、なぜ即座に訴えなかったのか」「パスポート差し押さえに至る経緯についての証言者も既にいない」と指摘。原告側の提訴の遅れを批判するとともに、差し押さえ措置が不当ではなかったと主張した。一方、原告側弁護士は、当局が同措置を解除したのが最近だからだと、告訴が遅れた
点について説明した。判決は2月22日に下される。

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