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国際

2007年2月1日

砂の備蓄を放出、インドネシアの禁輸で

インドネシア政府が砂の輸出を禁止したため、コンクリート原料のほとんどをインドネシアに依存していた建設業界が原料不足と値上がりに直面している。このため政府は砂の備蓄放出を決定した。

インドネシアの禁輸措置を受け、昨年はトン当たり20Sドルだった砂の価格は40Sドルまで上昇した。生コン価格も同様で、これまで立方メートル当たり80Sドルだったものが、120Sドルまで値上がりしており、供給逼迫による工事停止も一部で見られる。

備蓄放出で砂価格は当座、20~30Sドルに落ち着く見通しだが、せいぜい数カ月で、長期的には新たな調達先を探さなければならない。建設業管理庁(BCA)によると、どの国から輸入するにしてもインドネシアより距離的に遠くなるため、輸送費だけを考慮しても、今より高い値段になることは避けられないという。

不動産デベロッパーが建設工事を建築会社に発注する場合、契約額は固定されるのが一般的で、原料となる資材価格が上がった場合、建築会社の負担となる。しかしBCAは、今回の事態は建設会社の力の及ばない出来事としており、デベロッパー、コンクリート業者も値上がり分を負担する方式を提案している。

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