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金融

2006年1月25日

国営テマセク、タイのコングロマリットを首相一家から買収

国営投資会社のテマセク・ホールディングスは23日、タイのタクシン首相一家から、同国のコングロマリット、シン・コーポレーション発行済み株式の49.6%を733億バーツ(約2140億円)で取得すると発表した。すべて現金による取引で、タイ史上最大の企業買収だ。
シンは、同国最大の携帯電話会社、アドバンスト・インフォ・サービス(AIS)株43%を保有しており、テマセクの通信分野ポートフォリオが拡大する。テマセクは、シンガポール・テレコム(シングテル)、スターハブ、インドサットなどにも出資している。
企業発行済み株式の25%超を取得した場合、残りの株を取得する義務が発生するため、テマセクはシンの残余株に対し公開買い付け(TOB)を実施する。
また、シングテルがAIS株の21%を保有しているため、テマセクのAIS持ち株比率も25%を超えるため、これもTOBに付す。
シン傘下の他の資産(テレビ局のITV、シン・サテライト)については、TOB義務を免除された。
タクシン首相は同日、利益衝突があるとの批判を回避するため持ち株処分に踏み切ったと発表した。
AIS取得についてテマセクは、「シングテルと無関係に買収を決定した。現時点で、AISをシングテルに譲渡する計画はない」とした。

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