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社会

2006年1月11日

交通機関へのテロ攻撃を想定した大規模訓練実施

交通機関へのテロ攻撃を想定した国内最大規模の非常事態訓練が8日午前6時半ごろ実施された。
ドビーゴート、トアパヨ、マリーナ・ベイ、ラッフスズ・プレイスのMRT4駅には、地下鉄車両が爆破されたという想定で模擬の閃光や煙が発生、またドビーゴート駅には化学兵器が散布され、トアパヨのバス・インターチェンジでは2階建バスが爆破されたという設定で訓練が開始した。
訓練には22の機関(国軍、警察、保健省、情報通信開発庁、陸運局など)から2000人以上の職員が参加し、けが人の救助活動、緊急時の携帯電話網の確保、医療チームの派遣など、それぞれの役回りをこなした。また被害者を演じた民間防衛隊(SCDF)やボランティア約500人は訓練に現実味を出すため特殊メークも施した。
訓練開始後、13箇所の駅とバス・インターチェンジの一部が閉鎖され、約1万4000人の市民が影響を受けたとされる。
リー・シェンロン首相は訓練開始から約1時間後にドビーゴート駅を視察し、関係者から訓練に遭遇した市民は概ね落ち着き、職員の指示に従った行動をとったという報告を受けた。
リー首相は、今後も別の非常事態を想定した訓練を続行することを示唆し「テロとの戦いは、社会全体が一丸となってこそ勝利する」と述べた。
政府はまた、生物化学兵器に対する訓練または鳥インフルエンザなどの病気の蔓延を想定した訓練を今年後半にも行う計画を明らかにしている。

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