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経済

2015年8月27日

7月の工業生産高が減少、景気後退の可能性が浮上

〈シンガポール〉
経済開発庁(EDB)は8月26日、7月の工業生産高は前年同月比6.1%減少したと発表した。減少は6ヵ月連続。化学を除くすべての部門の生産が減少した。発表を受け複数のエコノミストは、シンガポールは自律的景気後退に入る可能性もあるとの予想を示した。前期比で2・四半期連続の経済縮小が景気後退。

 

製造業の33%余りを占める電子部門の生産は5.8%減少した。半導体チップ、コンピューター周辺機器の生産が急減した。

 

変動の激しいバイオメディカル部門の生産は13.4%の減少で、薬品生産が大幅減だった。リグ建造・航空機エンジン修理など輸送エンジニアリング部門は6.1%減、精密工学部門は6.2%減だった。その他製造は3.2%減少した。

 

唯一、生産が増加したのは化学部門で4.4%増。特殊化学品、石油製品の生産が特に増加した。

 

工業生産統計を受け、メリルリンチ、DBS銀行、OCBC銀行、クレディ・スイス、みずほ銀行のエコノミストは、自律的景気後退の可能性も否定できない、との見解を示した。4~6月の国内総生産(GDP)は前期比4%の減少で、7~9月期もマイナスだと景気後退になる。

 

バークレイズのエコノミストは9月の生産回復を予想しており、景気後退を口にするのは時期尚早としている。

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