2008年7月21日
似たもの英単語の使い分け「seeとlookとwatch」
いずれも「見る」という意味を持つseeとlookとwatchですが、seeは意識的かどうかによらず視界に入ってくるものを見るという意味。watchは、しばらくの間注意を向けて、何が行われているか、何が起こりそうかを見るという意味。lookは、見るために視線を向けるという意味で、通常「look at ~」と前置詞atと一緒に使い、その後に特定の人や物をさす言葉が入ります。
テレビや野球、サッカーを「見る」と言うときはwatchを使い、”watch television”、 “watch baseball”、 “watch soccer”などと言います。特定のテレビ番組やスポーツの試合を見る場合は、watch も see も使えます。
映画や演劇には、単に「映画を見る」、「演劇を見る」と言う場合でも、あるいは特定のプログラムを見る場合でも、通常 seeしか使いません。
また、動いていない人や物を見るときにはlook at 、動いている人や物を見るときにはwatchを使います。例えば、look at a painting とは言いますが、”watch” a paintingとは言いません。
seeとlookとwatchの使い方の例
- On my way home I saw some teenagers dancing in the park, but I didn’t have time to stop and watch.
家に帰る途中でティーンの子達が公園で踊っているのを見かけたけど、立ち止まって見る時間はなかった。 - a: Look at that strange red bird over there!
b: Where? I don’t see a bird.
a:「見て、あそこにいるヘンな赤い鳥。」
b:「どこ?鳥なんて見えないけど。」 - (スタジアムでアメフトの試合を見ながら)
a: Did you see that? What a great pass!
b: No, I missed it. I was watching the cheerleaders.
a:「今の見たかよ?すげえいいパスだな!」
b:「いや、見てなかった。チアリーダー、見てたんだよね。」 - a: We’re going to see a movie this weekend. Do you want to come?
b: That would be nice. I haven’t seen a movie in a long time.
a:「今週末は映画を見るんだ。来る?」
b:「いいね。しばらく映画見てないな。」 - a: Do you ever watch baseball?
b: Of course. In fact, I just saw a game at the stadium last night.
a:「野球を見たことはありますか?」
b:「もちろん。実は、昨日野球場で試合を見てきましたよ。」 - a: What are you looking at?
b: Some pictures of my parents when they were in high school.
a:「何見てるの?」
b:「うちの両親が高校生の時の写真だよ。」
提供=ベルリッツ シンガポール
この記事は、シンガポールの日本語フリーペーパー「AsiaX Vol.126(2008年07月21日発行)」に掲載されたものです。