シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXライフTOP『SLAM DUNK』井上雄彦

2004年10月25日

『SLAM DUNK』井上雄彦

photo-3昔から運動神経が無かった。小・中・高、果ては大学と何かしらスポーツは続けていたが、どれもパッとせず。そのため才能の塊のような主人公が活躍するスポーツ漫画は自分にとって憎むべき存在だ。逆恨みに近いのだが。しかしこの作品は別だった。正直に言うなら三十路目前の今もこの作品を読み返すと感動して泣いたりする。地区予選から山王戦までの名勝負や、「先生、バスケがしたいです」「諦めたら、そこでゲーム終了ですよ」といった名セリフの特盛。何度読んでも作者の熱いバスケ愛が伝わってくる。それは一度何かに打ち込んだ者には、競技は違えども伝わる共通の熱さ。もし未読なら一度は読んで欲しい。きっとあなたにも伝わる。作品の熱に中てられたまま、永遠に始まらないだろう第2部を未だに待っている。『バカボンド』を終えたら、再開してくれませんかね、井上先生?

 

集英社

この記事は、シンガポールの日本語フリーペーパー「AsiaX Vol.017(2004年10月25日発行)」に掲載されたものです。
文=シンガポール本店 古矢

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