『ズッコケ三人組』とは、架空の街・稲穂県ミドリ市を舞台に、花山第二小学校の男子生徒ハチベエ、ハカセ、モーちゃんの通称「ズッコケ三人組」が様々な騒動を起こす、人気児童文学シリーズの一つ。この三人組の一人、ハカセがトイレで本を読むというキャラ。この影響で小学生の時からトイレで本を読む習癖を引きずっている。
このシリーズの秀逸な点は親しみやすいキャラクターは勿論のこと、冒険物、ミステリー、SFにラブコメと多彩なジャンルを取り上げ、読者を飽きさせなかったことだろう。今は親になった皆さんで小学生当時夢中になった人も多いのではないだろうか。久し振りに第1作目『それいけ、ズッコケ三人組』を読んだが大人でも相変わらず楽しめた。人気シリーズ侮るなかれだ。そんな1978年から続く「ズッコケ三人組」シリーズも、50巻を迎え遂に完結する。タイトルは『ズッコケ三人組の卒業式』。懐かしさからでも子供への贈り物のためでも良いが、時の流れを感じつつしっかりと三人組の卒業を見届けてほしい。
ポプラ社