本書は55年間、手帳をつくり続けている手帳業界の大手、日本能率協会マネジメントセンターが齋藤孝、熊谷正寿をはじめとする手帳の達人の使い方を紹介するというもの。使い方と言っても十人十色。「三色ボールペン」「手帳で夢実現術」「ポストイット活用術」「健康管理術」とノウハウの宝庫。思わず「こんなに手帳に書き切れないよ!」という悲鳴を上げそうだ。いや、全部採用しなくてもいいのだが。気にする必要は無い。要するに一人ひとりの仕事や遊び、生活に合った、自分にとって使いやすい手帳・使い方を選び、活用していけばいいのだ。そう本書は言ってくれている。
現在、本年の手帳選びに悩んでいる人にも、もう手帳を選び終わった人にも必ず参考になることが見つかる本だ。あなたの2005年、1年12ヶ月52週365日8760時間をきっと有意義なものにしてくれる。
かくいう筆者も本書を読んで、手帳を駆使し今年こそスマートに仕事をこなしたいと密かに企んでいる次第である。
日本能率協会マネジメントセンター