今回ご紹介する『面白南極料理人』の著者西村淳氏は、南極観測隊として二度南極での越冬を経験、その際に創意工夫をしながら作り、食べた料理を南極での日々と共に紹介しています。読んでいると、「人間は食べなければ生きていけないのだ」という事を感じさせられると共に、そこから更に食べる事の楽しみ、皆と食事を共にすることによって出来る人との繋がりなど人間にとって「食べる」という行為の意味を考えさせられます。
と、何だか難しそうに書いてしまいましたが、南極での日々をとても面白く描いていて是非とも読んで見て下さい。
新潮社