シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXライフTOP『東南アジア建築逍遥』長谷川由紀夫・後藤幸三

紀伊国屋「おすすめの1冊」

2008年11月17日

『東南アジア建築逍遥』長谷川由紀夫・後藤幸三

photo-1世界のどの都市に行っても魅力的な街並、建築物に出会うことがあるだろう。綺麗な街並、荘厳な建物、というとやはりヨーロッパの各都市は群を抜いて素晴らしい気がする。

翻ってこの東南アジアを廻っていても、失礼ながら綺麗、荘厳な建物というのはそれ程出遭った記憶が無い……。しかし、それは決して魅力的では無いという意味ではない。近代的な建物の隣に古い歴史的な民家があったり、中華街や小印度の混沌とした街並、植民地時代に遺されたヨーロッパ風の街並や建物があったりと、その混在さが、熱気と湿気という気候もあいまって何とも言えない“東南アジア”の魅力を醸し出して来る。

本書、『東南アジア建築逍遥』はそんな東南アジアの街並、建物の魅力を豊富な写真や図版と共に紹介。逍遥というのは“そぞろ歩きをする”というような意味だそうで、本書を片手に東南アジアの都市をそぞろ歩きをしてみては如何でしょう?

 

鹿島出版会

この記事は、シンガポールの日本語フリーペーパー「AsiaX Vol.134(2008年11月17日発行)」に掲載されたものです。
文=シンガポール紀伊國屋書店 里見

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