紀伊國屋書店のカード会員向けにnewsletterを毎月無料でメール配信しているが、11月号の特集で取り上げられたのが本書。特集を読んで気にはなっていたのだが、何となく買うタイミングを逸していた。ところが、12月に文庫で日本語版が出ていたのに気付いて衝動買い。
先日、『このミステリーがすごい!2009年版』(宝島社)を立ち読みしたら、本書が海外部門で1位を獲得していた。これには異論を挟む余地はない。ミステリーとして読まずに、スターリン体制下のソヴィエト連邦で現実にあったであろう恐怖を味わうのもまた一興。
新潮社