漢字を、単なる道具としての文字として留めるのではなく、文字の歴史、形態そのものに意味があるという氏の研究が、古代の甲骨文、象形文字のイラストとともにわかり易く解説されている。漢字には、文字が生まれる以前の、ことばの時代の記憶があるという。
濃い内容ではあるが、著者の松岡正剛による分かりやすい語り口のおかげで、読み進めるのに苦労することは無い。むしろスラスラ読める。しかし何回でも読み返したい、そんな本である。
平凡社
漢字を、単なる道具としての文字として留めるのではなく、文字の歴史、形態そのものに意味があるという氏の研究が、古代の甲骨文、象形文字のイラストとともにわかり易く解説されている。漢字には、文字が生まれる以前の、ことばの時代の記憶があるという。
濃い内容ではあるが、著者の松岡正剛による分かりやすい語り口のおかげで、読み進めるのに苦労することは無い。むしろスラスラ読める。しかし何回でも読み返したい、そんな本である。
平凡社