本書は、アメリカ人ジャーナリストのトム・プレートが2日間にわたってリー・クアンユーにインタビューしたものをまとめたものである。夫人が亡くなり、リー・クアンユーの名前を頻繁に目にするようになったので、これを機に、買ったきり途中で読むのを止めていた本書の読破を試みてみた。建国の父の人となりを垣間見ることができ、非常に興味深く読み進めることができた。
なお、リー・クアンユーに関しては回顧録も出版されているが、こちらの方が読みやすいと思う。回顧録の邦訳版もあったのだが、残念ながら現在は入手不可となっている。
Marshall Cavendish/ISBN:9789812616760