『目撃者』は、ジャーナリストとして活躍した近藤紘一のエッセイ、創作集。ベトナム戦争当時は、自身が新聞社の特派員としてサイゴン陥落を経験。今よりも往来が一般的ではなかった70年代、80年代のアジアを知ることができる、貴重な一冊。
『カウラの突撃ラッパ』は、太平洋戦争中のオーストラリアで起こった、カウラ事件に焦点を当てたノンフィクション。捕虜収容所の脱走事件としては史上最大と言われながらも、情報統制のために、ほとんど知られていなかった史実。当時のオーストラリアと日本の関係を読み取ることができる。
いずれも紀伊國屋書店海外店の限定販売。
文藝春秋/ISBN:9784167279066