現在の日本式の組織論を重んじていたのでは、世界を勝つ力を得られません。独立心がなく、馴れ合いの社会をよしとしている今の日本では、世界の中での競争力を失っていくだけになってしまう。そのような日本を憂いている村上隆が生み出した、個人の力を最大限に発揮し世界で戦える組織の作り方が紹介されています。
世界標準のルールのもとで闘うために、これからの日本人が身につけなければならないスキルとは何か?ビジネスの世界でもアートの世界でも基本として心がけておくべきことは、それほど大きく変わることはないと著者は言います。アートの世界からみる「ビジネス論・組織論」は、普段目にするものとは違った刺激があります。
角川書店/ISBN:9784041103302