シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXライフTOP『とまらない』三浦知良

紀伊国屋「おすすめの1冊」

2014年4月21日

『とまらない』三浦知良

photo-1 三浦知良の最新刊が新潮新書より発売となりました。

2014年を迎え、プロサッカー選手として29年になるカズはとまることなく新しいシーズンへと走り出している。2011年に出版された「やめないよ」から3年、宣言通り歩みをとめないカズの姿は勇気付けられます。

「準備は、あくまでただの準備でしかなく、シーズンでの成功を約束しない。それでもできることはすべてする」

「まだ活躍したい、できる。この野心が不思議となくならない」

「僕はトップじゃない。でも自分にしかできぬことを積み上げてトップになるやり方もある。誰も真似できない領域へ、半歩。自分で野心を駆り立てる」

「無理だと周りが思うのは、そんな人が今までいなかった、というだけなんだから」

「たぶん人生は見えないものと常に向き合い続ける。でも、だから面白いんだ」

 本書は「サッカー人として」というタイトルで日本経済新聞に連載しているコラム(2011年から2014年春まで)をまとめたもので、経済紙に連載していることで、サッカー関係者だけでなく企業の経営に携わっている人たちからも声をかけられるようになったそうです。サッカー界以外の人々をも共感させ、励ますカズの「前へ 次へ 先へ」という姿勢。前人未到の領域から放たれる言葉はきっと心に響くことでしょう。

 

新潮社/ISBN:9784106105630

この記事は、シンガポールの日本語フリーペーパー「AsiaX Vol.255(2014年04月21日発行)」に掲載されたものです。
文=シンガポール紀伊国屋書店 村山

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