オンラインカジノを規制する厳格なライセンスはどこ？トップ機関を紹介

日本でもカジノ法案が成立し、カジノを含む統合型リゾート施設が国内に誕生する日が確実に近づいています。2026年頃を目標に国内では3か所に建設される予定で、期待感と熱気も高まりつつあります。ところで、こういったランドカジノはもちろん、オンラインカジノでも「ライセンス」の存在は肝心かなめ。やはり、信頼性の高い機関で規制されていれば安心ですよね。
 
ここではオンラインカジノで安全性を保証するライセンス機関に密着し、最も信頼できる2つを挙げてご紹介します。
 

マルタ賭博局（MGA）

日本からアクセスできるオンラインカジノでよく見かけるのがマルタライセンスのMGA（Malta Gaming Authority）です。オンラインカジノが盛んなEU加盟国で最初にライセンスを発行した由緒ある厳格なライセンス機関となります。
 
MGAでライセンスを発行するには、まずカジノ側がプレイヤーの年齢を確認して、ギャンブルに適した年齢かどうかを確認しなければなりません。ギャンブルが認められる年齢は国によって異なり、ヨーロッパの国では21歳に設定されているところもありますが、このプロセスを効率的に行うのがKYCの試行です。これによって、プレイヤーが法的にギャンブルに適してるかをチェックします。
 
また、MGAにはクラス1からクラス4までの4種類のゲーミングライセンスが存在しており、オンラインカジノやソフトウェアプロバイダーというように、その立ち位置で異なるライセンスを発行しています。
 
そもそもマルタは地中海に浮かぶリゾート地で有名ですが、近年のiGamingの発展の波に乗り、オンラインカジノやギャンブル産業が花盛りです。国そのものは300平方キロメートルにもみたない大きさですが、過去20年でiGaming業界に多くの優秀な人材が集まり、オンラインカジノビジネスが最高潮の盛り上がりを見せています。
 
そういった環境からマルタライセンスは非常に人気が高く、多くのオンラインカジノが信頼を置く機関へと成長しているわけです。実際、2019年には90近くのオンラインカジノライセンスの申請があり、現在では300近いオンラインカジノがマルタライセンスで運営されています。安心と信頼のマルタセンスと豪語されるだけあり、その規制項目は多く厳格に監視されます。
 

ゲーミングキュラソー（GC）

ゲーミングキュラソー（Gaming Curacao）は、オランダ領キュラソー島にあるライセンス機関です。キュラソーは美しいビーチと珍しい海洋生物が生息する美しい島国として知られており、オンラインカジノ業界では誰もが知る有名な国です。
 
さて、最近になって他のライセンスからキュラソーライセンスに移行するオンラインカジノをよく見かけませんか？これは、オンラインカジノを取り締まるギャンブル法が簡略化しているため、全てのカテゴリーにおけるギャンブル運営が可能な点にあります。実際、ゲーミングキュラソーはオンラインカジノだけではなくブックメーカーやソフトウェアプロバイダーといった企業にも公平なライセンスを発行しています。日本でアクセスできる総合ベッティングサイトでオンラインカジノとスポーツベッティングが楽しめるのもこのおかげですね。
 
加えて、キュラソーライセンスの場合は暗号通貨も認められており、マルタライセンスでネックだった決済方法でのアップグレードも可能にしています。現代では暗号通貨がトレンドになりつつあるため、プレイヤーサイドとしては嬉しい限りですね。
 
また、ゲーミングキュラソーはギャンブルサイトへのライセンスを発行する機関として最も古く、オンラインカジノの監視機関として信頼性はピカイチだと言われています。オンラインカジノで人気が高く安全だと評価されているところは、キュラソーライセンスの場合が多いです。
 

まとめ

アジア圏での経済的な競争力が高まる中、シンガポールは2005年にカジノが合法化し、2010年には待望のマリーナベイサンズがオープンしましたね。こういった背景を考えると、「カジノ」という産業がアジア圏に浸透しつつあることがわかりますが、その安全性を保証するマルタやキュラソーといった厳格なライセンス機関の存在は欠かせません。
 
オンラインカジノを選ぶ時は、前述した２つのトップ機関をはじめ、ジブラルタル、マン島、カナワケといった厳格で信頼性の高いライセンス機関で規制されているかを必ず確認するようにしましょう。