2020年12月2日
愛するということ
今回は自社出版物の紹介をお許しいただきたい。
紀伊國屋書店出版部はリチャード・ドーキンス『利己的な遺伝子』やジョン・ロールズ『正義論』、ジャン・ボードリヤール『消費社会の神話と構造』などいくつかの古典的著作を刊行しているが、その中でも屈指のベストセラーにしてロングセラーがこのエーリッヒ・フロム『愛するということ』だ。
1959年の刊行以来、新訳を挟みつつ多くの人々に読まれてきた名著。著者の生誕120周年を記念した改訳・新装版である本書をぜひこの機会に手に取ってほしい。
この本で語られていることは、「人を愛するとはどういうことか」という、愚直とも言えるテーマである。年末年始の読書に、普遍的な主題に改めて取り組むのも良いのではないだろうか。
●紀伊国屋シンガポール ウェブストアでチェック(ISBNコード 9784314011778)